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インプラント(口腔外科)について
インプラントとはチタンで出来た人工歯根のことです。失われた歯の歯根の部分にインプラントを埋入して周囲の骨と結合した後、人工の歯を冠せます。
インプラントは、自分の歯と同じようにガタつかず、自然に会話や食事が楽しめます。見た目にも自分の歯に近い物です。天然歯が抜けると、顎の骨は歯を支える本来の役目を失うため痩せ細り、顔貌も老人様になってきます。インプラント治療を受けると再び顎の骨の役割が復活し、骨の吸収の予防も計れます。
インプラントの痛みについて
インプラント治療の目的で来院される方々が心配されていることの中で、もっとも多いのは、
・痛みが強いのではないか?
・腫れることはあるのか?
などです。通常の場合、痛みは抜歯後の痛みよりも軽く、鎮痛剤を内服するのは7人に1人の割合です。また、手術部の状態や、歯の欠損状態、手術方法によっては、腫れる場合もありますが、多くの方は腫れもほとんどありません。たいていの場合、一回鎮痛剤を飲む程度です。翌日まで鎮痛剤が必要な人はほとんどいません。
(当院統計による)
インプラントの特徴
インプラントの特徴として、下記が挙げられます。
1.周囲の歯を削らないこと
2.取り外し式の入れ歯のように床や金属フックがなく異物感やガタつきがないこと
3.噛む力が非常に強いこと
4.残存する天然歯の負担を軽減させ歯の寿命を延ばすこと
5.歯を失った後に生じる顎骨の萎縮を予防できること
これらの特徴から次のような方に適します。
1.取り外し式の入れ歯のガタつきや異物感のため思うように噛めない人やしゃべり難い人
2.職業上入れ歯は困る人
3.入れ歯は精神的に負担になる人
4.事故で歯が折れた人。
インプラントで噛む力
咀嚼能力(食べる能力)が低下すると、生活習慣病にかかりやすくなるといわれています。咀嚼能力を高く保つことは、生活習慣病の予防につながり、よく噛むことは、認知症や肥満予防にもなると考えられています。
しかし、歯が失われると、咀嚼能力が低下します。これを総入れ歯で補う場合、回復できる噛む力は天然歯の約2割といわれています。これに対し、インプラントで補う場合、回復できる噛む力は天然歯に優るとも劣りません。これがインプラントの大きな利点です。また、食べている途中に浮き上がったり、痛んだりしないので、食材や食形態にかかわらず、しっかりと噛むことができるのも、1つの利点でしょう
インプラント治療が完了し、人工の歯が固定された時、「噛む」ことが出来ることで食事の美味しさを再発見するでしょう。
歯と体の健康の関わり

近年、物を噛む能力が高い人ほど健康的であるという研究報告が多数あります。ブリッジや義歯では、天然歯の能力まで食べる力を回復するのは困難です。インプラントでは、天然歯に劣らない程度の噛む力を得ることが可能です。
インプラント治療のタイプ
治療方法は大きく分けて3種類あります。1本のみの入れ歯、取り外し式の入れ歯、ブリッジがあり、それぞれに異なる特徴があります。これらの特徴を理解した上で自分に適した治療法を選びましょう。



抜歯即時インプラント
通常は、抜歯後数ヶ月してインプラント埋め込み手術をしますが、条件が揃えば、抜歯と同時に埋め込み手術をし、仮歯まで作製可能です。すなわち、外科処置が一回で済みます。
この症例では、歯肉を開くこともなく、痛み、腫れが全く生じませんでした。
(注:治療結果には個人差があります)
担当医:Dr. 阿藤
即時インプラント 手術例(部位:左上前歯)
骨質、骨量が共に十分に条件をクリアしている場合、インプラント施術当日に仮歯まで制作、装着可能です。
担当医:Dr. 阿藤
義歯タイプのインプラント
義歯を安定させるために、顎にインプラントを殖立して、義歯の機能と維持力の向上を図ります。
担当医:Dr. 後藤 Dr. 門間
総義歯タイプのインプラント
丸の部分で人口歯(義歯)とインプラントを連結して、咀嚼の安定、維持を図ります。
<総義歯タイプ>インプラント5本埋入
(当院施術60歳代男性)

ブリッジタイプのインプラント

[当院症例]
右下奥4歯欠損の患者様。
3本のインプラントを埋入、4歯分の上部構造を装着しました。
インプラントの種類と材質
口腔インプラントには多くの種類があります。材質の点ではチタン製のものが圧倒的に優れており、同じチタン製でも形状により優劣があります。
チタンは生体親和性に優れ、人工関節、脳血管からの出血を止めるクリップ、心臓ペースメーカーなどの長期間あるいは生涯にわたり体内に埋め込む医材に用いられており、チタン製インプラントは、イエテボリ大学(スウェーデン)、ハーバード大学(米国)、ベルン大学(スイス)をはじめ、世界中の大学で研究・実証が続けられており、その有用性は世界的に認められています。
インプラントの種類について
●種類・材質
デンタルインプラント(人工歯根)をそれぞれの形状によって大きく分類すると、まず、金属の板状の「ブレードタイプ」、円筒状をした「シリンダータイプ」、歯肉と骨の間に金属の骨組みを入れる「粘膜下インプラント」、金属の棒を歯の神経の管を通 して顎の骨の中に埋入する「歯内骨内インプラント」の4つがあります。また、使用されている材料で大きく分けると、チタン製、人工のサファイア製、アパタイト製があります。
現在、行われている治療法ではブレード、またはシリンダータイプが多く用いられ、その中でも骨との親和性の高い「チタン製のシリンダータイプ」のインプラントが多く用いられています。
●構造・処理
シリンダータイプは、表面 の構造や処理によって分けることができます。表面の構造はねじをきっているタイプときっていないタイプ。さらにインプラントが入るようにあけた埋入窩に、ねじこむように埋入するタイプと、ねじこまずに置くタイプに分けられます。また、インプラントの表面 を骨とくっつきやすくするように処理されたタイプなどがあります。
●自分に合った物は?
これら多くの種類のインプラントは、それぞれ利点もあれば欠点もあります。患者さん固有の骨の状態や硬さや量 によって使い分ける必要があり、これらのインプラント体が顎の骨にしっかり付着することによって、上部の構造物、ブリッジや入れ歯をつくることができます。インプラント治療については、担当医とよくご相談ください。
当院のインプラント施術方法


当院では、世界的に信頼されている2つのインプラント法を用いて診療しています。それぞれのインプラントには特性がありますので、詳しくはご相談ください。
[インプラント担当医]
◯阿藤先生
ブローネマルクシステム、ITIシステム認定歯科医師日本口腔インプラント学会会員
◯後藤先生
東京医科大学病院口腔外科元医局長
◯池田先生
杏林大学病院顎口腔科医師
[インプラント診察日]
※インプラントのご相談は随時受け付けます。ご予約ください。
電話番号 042-423-5775
インプラント埋入手術と定期検診
インプラントで治療するか、他の方法で治療するかどうか、患者様の納得が得られるまで何度でもご説明いたします。疑問に思われることはどんな小さなことでもご遠慮なくご質問下さい。
十分にお考えいただいた上で、治療を進めてまいります。

担当医:Dr. 後藤 ◯当院症例:インプラント手術
写真は60代女性の患者様の手術の様子です。
前回は右下第一大臼歯をインプラント治療しました。
今回は右下第二小臼歯を手術しました。
インプラント手術後の抜糸
術後の経過を見ながら、1週間〜2週間程度で抜歯となります。
通常の場合、抜歯まで通院の必要はありません。
インプラント治療後の定期検診
当院では歯の健康状態を維持頂くため、インプラント治療完了後、3ヶ月〜6ヶ月ごとにインプラントの定期検診を受診していただいております。
噛み合わせの確認、炎症など起きていないか、インプラントにゆるみが無いかなどをチェックします。
また、日々ご自身でできるメンテナンスとして、患者様に適したブラッシング方法を担当医が細かくご指導いたします。

担当医:Dr. 後藤◯当院症例:定期検診(インプラント埋入手術2ヶ月後)
60代女性の患者様。
左上インプラント埋入手術を施術しました。経過良好です。

担当医:Dr. 阿藤 Dr. 大塚◯当院症例:定期検診(インプラント埋入手術7ヶ月後)
50代男性の患者様。
インプラント周囲の粘膜から腫れや出血などがないか精査しています。
はじめ右下奥2本のインプラント埋入手術を施術しました。5カ月後に上部構造(セラミッククラウン)を装着、咬合を回復されました。
その後、3か月に一度の定期検診に通院されています。現在まで経過良好です。

担当医:Dr. 大塚◯当院症例:定期検診(半固定性のインプラント義歯)
70代女性の患者様。
下顎6本インプラント埋入手術を行い、インプラント支持による半固定性の義歯を装着しました。
下顎義歯は、半固定性のため取り外し可能で、毎回外して超音波洗浄をおこなっています。
定期的に洗浄、清掃することにより、長持ちします。
同時に口腔内に埋入されているインプラントの機械的洗浄も行います。
洗浄が完了したら、再度口腔内のインプラントに義歯を再装着して、スクリューで固定します。
最後に噛み合わせの調整を行い検診終了です。
インプラントについてのお問い合わせ
インプラントについてご不明な点などございましたら
お気軽にお問い合わせ下さい。
電話番号 042-423-5775
電話受付時間帯は下記診療時間内になります。
平日 9:30〜21:00
土曜 9:30〜18:30
日曜 9:30〜17:00
昼休み 午後1時〜午後2時30分
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